noboribetsuのブログ

車中泊で気の向くまま諸国漫遊

2023.06.27北海道40日目 稚内市へ

北海道立宗谷ふれあい公園オートキャンプ場に来ています。

今朝は、5時の起床。

咳もだいぶ収まって来た。夜中に咳き込んで目が覚める事もなかった。少しずつだが回復に向かっている。

気温19℃。昨日と一緒だ。

今日も日差しがきつそうだ。

今日の天気は晴れ時々曇。降水確率10%


ここは丘の上にあるせいか風が強い。

ノシャップ岬と宗谷岬に挟まれた湾の中心辺りで、海からの風をもろに集めている様だ。

時々、車がゆすられる。

今、震度3程度の地震があっても気づかないかも?

今日の朝食

そしていつものマッタリタイム。


それにしてもつくずくキャンプは男性のレジャーだと思う。

まず女性1人でキャンプしてる人を見たことがない。女性2人ならあるが・・・

無用心なので当然ではある。

北海道の熊が出る山奥に、一人でキャンプに行くような物だ。

相当の覚悟と根性が無いと無理だ。

あるいは、精神がどこかぶっ飛んでいる人。

車中泊なら1度だけ出会った事がある。

室蘭で朝、女関取かと勘違いした人だ。

女一人で1,2日の車中泊する人はいるかもしれないが、北海道を長期で回るような車中泊をする様な人は、だいぶ変わり種だろう。

普通の神経の女性では無理だろうな。

一方、大型のキャンピングカーの人はほとんど9割方は高齢者夫婦である。

後の1割は、旅途中で奥さんに帰えられ一人旅しているおっさん・・・のはずだ。

よく、旅している人と話すのだが、旅の3日

目で帰られたという人の話を聞いたという人がいた。

又、キャンピングカーで来たのだが、奥さんには近くのホテルに泊まっているとか。

ある人は、軽キャンで夫婦で車中旅している人を見かけるが、3日目には必ずいさかいが始まるか、どちらかが我慢のストレスに苛まれているはずだ。と断言していた。

もちろんその人は一人旅だが。経験者語るだろうか。

中には、40歳前後の夫婦らしきで、ホンダの人気車種CC110黄色のペアで来ている人もいるが。

これは、奥さんも相当キャンプ好きのはずだ。

非常にレアなタイプである。

困ったタイプは、昨日も書いたが犬連れでだ。

1人で旅する人の中には、ごくたまに犬連れがいる。そんな犬は、雑種であろうと無かろうと賢い犬ばかりだ。

飼い主に忠実で、賢くて決して無駄吠えしない。

というのも一人旅は、全てを一人でやらなくてはならない。なので元々、足手まといになるような犬を連れて来ない。

なので1人旅の犬連れはあまり心配無用だ。

特に5年前に見た足の悪い身障者の一人キャンパーと一緒だった犬には驚いた。

シェパードだったが、人間の言葉がわかるのではないかと思える賢さだ。

小さな子連れのキャンパーがやってきた。

子供が車を下りて近づいてきた。

飼い主が、犬に車の中に戻るように指示すると、すんなりと車の中に入って行き、出て来なくなった。

その時、飼い主の身振り手振りのジェスチャーなどなく、言葉だけの指示である。

これには本当に驚いた。

さすが警察犬にもなる位だから、本当に賢い犬種だと思った。

その点、最悪なのは、家族連れキャンピングカーなどで連れて来られた愛玩用の小型犬だ。無駄吠えするし、他の犬を見かけたら勢い吠えだす。

馬鹿な犬が多い。

中型犬も良く教育された犬はまだマシだ。

大型犬はゴールデンやラブラドール・レトリバーは元々、賢くて性格穏やかなので問題ない。なんせたちが悪いのは愛玩用の小型犬だ。できるだけこの手のキャンパーには近づかない様にしている。


そうこうしている今も、プライベートエリヤからワンワンとキャンキャンの吠え合いの鳴き声が聞こえて来た。

早く出発するとしよう。


今日の宿泊先は、稚内の山の上にある稚内森林公園キャンプ場の予定だ。


まず寄ったのは氷雪の門

稚内市を見下ろす山の上にある。

登って行くと、いきなり鹿がお出迎え。


車をシカトする稚内森林公園のシカ

車など気にせず食べることに夢中になっている。

人間には慣れきっている様だ。


こちらが氷雪の門。

柱の隙間から見える海の向こうが樺太だ。

青天が現在位置。40km先位か。

終戦直後のどさくさ紛れにロシアに侵略され、本土に引き上げた元樺太住民の嘆きのシンボルである。


こちらは、樺太に最後まで残って電話交換手をしいて、最後に青酸カリを飲んで集団自決した女性9人の碑。

側にはNTTの哀悼の碑もあった。

なにせ、NTT社員だった訳だから。

殉職と言ったらいいのか?


稚内市を見下ろす。


氷雪の門より稚内市を見渡す

ハマカンザシが丁度満開だ。

淡いピンク色。

花の塊・ボンボンが付いた本当にかんざしらしい形をしている。

樺太犬の碑。


そして本日の宿泊地に到着。

稚内森林公園キャンプ場。

駐車場右奥が3m程高くなっておりキャンプ場になっている。

キャンプ場エリア

素敵な林間サイト。


稚内森林公園キャンプ場

去年は、熊が出て緊急閉鎖されたらしい。

話によると、その時、即刻全員退去命令が出たそうだ。

酒飲んで出来上がっている人も直ぐに退去させられたらしい。

ここまでは山裾を行く結構グネグネ道なのに、よくまあ退去出来たもんだ。

トイレに行くと、張り紙注意文があった。

熊が出て退去命令が出た場合は、昼夜問わず即刻退去指示がありますと書いてある。

ここでは深酒厳禁だ。


管理人もいなけれな管理棟も無い無料のキャンプ場だが、良く手入れされており、稚内市の懐の深さを強く強く感じさせてくれるキャンプ場だ。

家族連れキャンパーが来そうなところでなく、単身あるいは高齢者夫婦対象の様な落ち着いたキャンプ場だ。犬連れもいない。

夜19時になろうとしているが、バイク3台、普通車20台。キャンピングカー1台。

である。静かだ。

大人のキャンピング場といった感じだ。

この分なら連泊してしまいそうだ。


ちょっと公園内を散歩した。

リスを見つけた。


稚内森林公園内のリス

すばしっこい。

夕食前にポテトサラダを作っておこう。

これでだいぶ日が持ちそうだ。

本日の夕食は焼肉。

まずは野菜から。


そして買ってきた牛バラ肉と缶ビール。


なぜか美味しくない。

肉がまずい。今日買ったのに。

缶ビールもとても不味く感じる。

いつも飲んでる銘柄なのに全く違う味がした。まだ風邪から完全復帰してないせいか?

まさか、コロナで味覚がおかしくなった?

でも、痰咳だけで発熱なかったけど?

もったいないがビールは全部飲めなかった。

そして夜は更けていく

夜中に車が、やってきて直ぐ隣に駐車された。

管理人無しの無料キャンプなので、致し方なし。

本日の移動距離25km

移動経路は