noboribetsuのブログ

車中泊で気の向くまま諸国漫遊

2023.06.02 北海道18日目平取町二風谷アイヌ文化博物館

モラップキャンプ場に来ています。

朝早くからカラスがうるさく鳴いているので起こされてしまった。昨日のカラスだろうか?

早く朝めしの準備をしろと、せかしている。

ここに来るキャンパーはいいカモの様だ。


今日の天気予報は曇のち雨。降水確率80%

夕方から雨になりそうです 。

今朝は4時半過ぎの目覚め。

気温は12℃。温かい。



朝食の準備をする。

いつもの野菜と果物たっぷりメニュー。



ところで、目玉焼きだが、ホットサンドメーカーで作っている。フライパン不要で、大変便利だ。

最近上手に出来るようになった。後が面倒なのでくっつかないシートを使っている。

(車中泊では、出来るだけ洗い物は少なくしなければならない。)

最初は、くっつくシートだった。

銀紙に卵がこびり付き、箸で掻き落とさないと食べれないのだ。それでも銀紙に白味が残ってしまう。

表裏の使い方が間違っているかと思ったが、そうでもない。

最近、原因が解った。

低い温度から卵を落としているからだ。

十分、熱くなってから落とさないといけない。

落とした瞬間から、たまご白身が白濁化する位に。

すると、あまり広がらず小顔に仕上がる。お好きでしょ?

それともう一つ。

最後に蒸し焼きにするとき水を加えるが、加えるのはシートの上でなく鉄板表面だ。

シートの端を少しだけ折り曲げ、その隙間に垂らす。

シートの上だと凹凸もあり鉄板面と接触していない所がある。接触していない所は温度が低い。

一瞬に蒸気を発生させなければいけないのに出来なくなる。

しかも頃合い良くなり火を止めても、水が残り目玉焼きがグチョグチョになる。

ほら出来上がり。



ところで昨日のカラスだが、私にも苦い経験がある。

9日目に泊まった北杜市のきじひき高原キャンプ場だ。

朝、増えていたナイロンゴミを大袋にいれて車の脇に置いて、洗い場に行っていた。車に戻るとその道すがらすれ違ったお兄さんが、「カラスがゴミをあさって散らかしていたので集めておきましたよ」と言われた。

何て親切な人なんだろう。

最初の頃だから油断していた。

それ以来、外に放置したまま現場を離れる事はしない。

キャンプ地のカラスは手強い。

特にここのカラスは手強い。

一瞬の隙を突いてくる。

幾多の試練をくぐり抜けてきた百戦錬磨のつわもの揃いだ。野洲川河川敷のカラスと格がが違う。

追い払おうと、地面の石を拾おうとしたそのしゃがむ仕草だけで逃げていく。野洲川河川敷のカラスは、石を拾って振りかぶらないと解らない。

ここは航空自衛隊千歳基地の近くでもある。さすが地元カラスだ。


食事の後はマッタリタイム。

車の中でコーヒーを飲んでいると、岸辺を闊歩する2匹の精鋭たち。


何かまた悪巧みをしていないか見に行くと・・・


案の定、何気ない素振りをしながら右手のキャンパーを狙っている。

おじさん、スマホを見ながら朝食の準備をしている。

ロックオンされた様だ。

その後のおじさん。

まだ大丈夫の様だ。


時間も押してきたので出発。

ここから南に40分位走ると苫小牧だ。

途中に看板が・・・



トラックもいっぱい走ってるのによく出るな。


苫小牧に有名な海鮮丼で有名なマルミ商店があるそうな。

マルミ商店かマルトマ食堂へ向かう。

場所は、苫小牧漁港にどちらもある。

経営者が同じで、 最初はマルトマ食堂だけだったが、親族に暖簾分けしてマルミ商店ができたそうな。

その名の通り食堂と持ち帰り商店だ。

商店の方は2階にイートンコーナーがあるのでどちらにしても店で飲食出来る。

メニューはほぼ一緒だそうだ。

ただ食堂の方は有名なので、平日でも行列ができるという。

入ったのはこちら



食べたのがこちら



日替わりマルミ海鮮丼

ご飯の上に刺し身、いくら、が乗っており最上段はエビの山盛り。

新鮮なのでエビの甲羅がパリパリだ。

割っている感じだ。

これで¥1,600である。

市中では倍以上の値がする。

壁にはフワちゃんと、さかなクンの来た写真も飾られていた。


一方、向かいのマルトマ食堂の方は、まだ11時だと言うのに、こんな状態。


こちらを知らないのだな。


次は本日メインの平取町二風谷アイヌ文化博物館




ここは、こないだ行った白老町のウポポイ民族共生象徴空間よりはるかに小さいが、展示物は、遥かにすごい。

あちらの展示はレプリカだが、こちらは実際に使われていた物だ。


これは、熊のおり。



春先、山で捉えた小熊をここで2,3年育てたあと神々への感謝として神に送る儀式イオマンテがある。その時に生贄として奉納するのだ。本州人には残酷に思えるが、元々、彼らは狩猟民族である。種を撒いて育てるといった文化ではない。

農耕民族は、秋の収穫祭に団子や、ぼた餅を祭壇にお供えして祝うが、彼らにとって米粉が熊なのだ。


面白かったのは、キツネの扱いだ。

アイヌ物語に、悪い狐が太陽の息子を捉え自分が太陽となり、世界征服をたくらむといった話がある。結局失敗に終るが、ここでも狐は悪役だ。

欧米でもでもすっぱいぶどう話がある。

人類共通のイメージがあるな。


イオマンテ。儀式の道具







こちらは元々アイヌ文化の研究していた人が収集したものばかりだ。模造品でない。

ちなみにこの地区の住民8割は、元々アイヌの血をひく引く人らしい。

観光地から外れた山間の小さな町である。そんな意味でも、ここのアイヌ人が過去に受けた厳しい歴史を、今も感じてしまう。

今日は時間も押してきたし夜は雨というのでキャンプ場はやめて近隣の車中泊出来そうな所にする。

そこで同じ平取町で偶然見つけた振内鉄道記念館の駐車場とする。ライダーハウスもあるらしい。

到着

記念館は閉まっている。

外にはには展示物

D51がある。

Cなんちゃらは良展示されているが、これはめずらしい。

機関車と言えばデゴイチだ。

客車もある。

ライダーハウスはどこかと探してみるが、それらしき建物は見当たらない。

その内、欧米系の外人男女が自転車でやって来た。そして、展示されている客車に入って行った。


どうやらこれがライダーハウスの様だ。


ここにはキジもいる様だ。

北海道にもキジがいるようだ。


とりあえず夕食

夜は雨になるので簡単な食事

お好み焼き

買ってて良かった。魚粉、あおさ入。


今日の走行距離117km

経路