noboribetsuのブログ

車中泊で気の向くまま諸国漫遊

2023.06.29北海道42日目 初山別村へ

稚内森林公園キャンプ場に来ています。

今朝は、5時半過ぎの起床。

周りの人の物音で目が覚める。

キャンプしている人の朝は早い。

5時起きは遅いほうだ。

気温19℃。

今日の天気は曇。降水確率30%

曇っているせいか肌寒い。

こちらは、空気そのものが冷たいので日差しがささないと暖かく感じられない。

Tシャツの上にポロシャツを羽織る。

今日の朝食


そしていつものマッタリタイムと行こうと思いきや、オヤジたちの渦の中へ。

たまたま隣に駐車した70歳過ぎの親父が、釣りの達人の様で4,5人が集まってきた。

私も有無を言わさず話の中に引っ込まれる。


達人に依ると、釣っている時は決して竿を見ないそうだ。

常に向こうの山を見てるそうだ。

そうすると竿先の変化が手に取るようにわかるそうだ。魚が餌の周りに寄ってきているかがわかるそうだ。

多分動かない風景を凝視してるので竿の先端の微かなブレでも違和感を感じられるのだろう。

達人は経験から学習しているので、素人にとてもポイントを突いた説明をしてくれる。

ここのキャンプ場には2,3週間泊まっていくそうだ。ちなみに今まで有料のキャンプ場など泊まったことはないらしい。

徹底している。

天候が悪いので皆さん手持ち無沙汰で、物珍しい人に片っ端から話しかけている。

1グループで6人の外人さん男女ペアは異色だ。

世界中を自転車で走って回っているそうだ。

南米チリとかヨーロッパとか。

もちろんヨーロッパ系の人たちだ。結構白髪のおっさんもいる。

そして1人の日本人スタッフが付いている。ハイエースに彼らの自転車を分解して移動し、観光ポイントで自転車を組み立て彼らに渡すそうだ。それと観光ポイントを車で先導する。観光ポイントではカメラマンの役もやっている。

バイドゥの創業者ジャック・マーによく似たデコッパチのおにいさん。

本人、ほとんどボランティアみたいなもんだと言っていたが、気を使ってくれて色をつけてくれてると言っていた。

ところ、自転車を収めるケースは、海外では売り物だそうだ。日本位がダンボールゴミ扱いだそうだ。買うとなると1万円以上するそうだ。

ヨーロッパなどは自転車ツアーが盛ん。

なので、梱包用の自転車の箱は売り物だそうだ。

精密部品の自転車は輸送時の荷重で曲がると使えなくなるから、自転車梱包箱は重要らしい。

まず、形状が幅狭なので下に寝かせて積み重み上げられることがなく、縦に立て掛けられるのでこの形状が重要らしい。


素敵なキャンプ場なので今日も連泊しようと思ったが、爺さん達の会話の渦に巻き込まれそうなので移動する事にした。

楽しいのだが、あっという間に時間が過ぎてブログを書いている暇をがないのだ。

名残惜しいが、出発です。


もうお昼になってしまったので、スーパーでタルタルチキン南蛮弁当。¥429税込み


まず目指すはノシャップ岬

宗谷湾の西の端っこだ。

大雨なのでギャラリーは少ない。

皆さん写真撮影しただけでそそくさと車をや売店へ戻る。

私も然り。

次は豊富町の温泉へ向かう。

途中に風力発電の送電網の変電所があったので、見学。もちろん部外者侵入禁

こんなので集められた電気は


宗谷岬の風車群

ここを通して電力消費地へ送られる。

こちらには大学同期のYGさんが担当責任者として巨大バッテリーを納入されたらしい。

蓄電器の化け物版だ。

サッカー場2面分にバッテリーが敷きつめられているらしい。国内最大施設らしい。

容量72万kwhだそうだ。

1日1家庭10kwh使ったとして最大72,000戸分だ。

風力も集めるとでかいもんだ。

次は、この町の温泉へ

町営温泉入浴施設 豊富温泉ふれあいセンター。

外来¥510

泉質は、含ヨウドーナトリウム塩化物温泉。

飲料に適さない。

温泉は黄土色がかった色。

脱衣所から浴室に入ると微かにオイルの臭い。

古い工場に入ったら時の臭いだ。

が、すぐに慣れてしまいわからなくなる。

湯船に薄く油膜を張っている。

油ではない油膜である。

ほとんど目では分からないが太陽の光に反射させてみると七色の虹色の波が見える。

雨が降った後の路面上に光る油膜の様だ。

ちょっと頭まで風呂の湯をかぶろうとする気にはならない。

体洗い場の蛇口から出るお湯は普通の水道水なのだが

なので、風呂上がりサッパリしたという感じではない。

洗っても髪の毛にオイルが付着してそうな気がして、そんなに気にはなれない。

飲料に適さない事でもあるし。

ここの温泉は話題性だけで、もう一度入りに行こうとは思えない温泉だった。


そして本日の寝ぐら。初山別村の

みさき台公園キャンプ場

今まで会ったキャンパーの皆さんお勧めのキャンプ地だ。

見晴らしの良い丘の上に立地するこのキャンプ場。

山側を振り返ると

綺麗な花壇と展望台が・・・

そして前面は

初山別の港

昔はニシン漁で賑わったらしい。

産卵期にはここから見る海が白く濁ったらしい。

裏手には綺麗な花や

整備された花壇

上に登って見下ろすと・・・

駐車場の直ぐ周りがテント設営場所。

だから車を裏付けしハッチバックを開ければ即、屋根だけのテントに様変わり。

もちろんテントを張っている人が多いのだが・・・

なので荷物の移動をせずに済むので大変助かる。

もちろん屋根付き夜間照明付きの炊事場が右側にある。ただし炭以外のゴミは持ち帰り。

キャンプサイトが3箇所もある。

大きなキャンプ場だ。

すぐ横に温泉も併設

6:30から朝風呂も入れる。

更に前には、道の駅も。

キャンプ場に泊まらず道の駅に泊まっている人も結構いる。

素晴らしいキャンプサイトです。

さて皆さん、1泊いくらでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・

無料です。

今日は平日なので駐車スペースは1台おき。

土日は満杯でとても入れないそうだ。

札幌や旭川に近いので、大勢の人が押し寄せるそうです。

札幌から約210km

ちなみに私の車の移動平均速度は1分1km。

1時間60km。

本州なら1時間30km程度なので約倍です。

でも、ほとんど抜かれます。何しろ観光バスにも抜かれる位だから。

制限時速オーバーで走っているのだが・・・

なので札幌からだと、北海道民なら3時間以内で度で来れてしまいます。

北海道民がちょっと近くで買い物してくるわと言ったら5km程先だそうです。


今晩の夕食の用意をしよう。

マルちゃんヤキソバだ。

それとしじみの味噌汁。

気持ちがいいので外で食事。

食後はこちらで夜のマッタリタイム。

霧島のお湯割り。

アテは、猿払村の漁協直販所で買ったホタテの貝柱と道の駅で買った鮭とば。

霧島は焼酎としては高い値段だが、翌日酒が残らないのでいい酒だ。

稚内森林公園キャンプ場で出会った大阪から来たベランメイおじさんも同じ酒を飲んでいた。5Lボトルの安いのなんて不味くて飲めないと言っていた。


隣の75歳過ぎの横浜から来た杖をついた爺さんは、白い髭を生やしたインドのモディ首相に似ている。

化石発掘が趣味だそうだ。

もう50年以上北海道に来てるそうだ。

アンモナイト採掘が好きで一人で山の中に入って行くそうだ。

この南の隣の村、羽幌にいいのが多いそうだ。

一人で山に入るのに、熊は怖くないのか訪ねてみた。

すると、北海道のヒグマは、本州のツキノワグマより小心者だそうだ。

基本的に人間を恐れており、人間の気配を察知すると自分から逃げて行くそうだ。

襲われるのは、気づかずにばったりと出会ってしまった場合だそうだ。

なので、常に鈴で自分の位置を発信していると大丈夫だそうだ。

生き物に襲われて死ぬのは何が一番多いか聞かれた。

スズメバチだそうだ。

最近、釣り人が熊に襲われて死んだ話題で持ちきりだが、スズメバチの方がよっぽどその確率が高いそうだ。

酒も進み、話題も進み、そして夜は更けていく。

本日の移動距離149km

移動経路は