noboribetsuのブログ

車中泊で気の向くまま諸国漫遊

2023.06.16 北海道32日目 知床 羅臼温泉野営場にて2

羅臼温泉野営場に来ています。

今朝は、3時目覚まし設定。

まだ外は薄暗い。

もう少し明るく視界が効くのを待ちましょう。15分もすると薄明るくなって来ました。

今朝の起床は3時過ぎの目覚め。気温13℃

どうしてこんなに早起きかって?

お気づきの方はもうおわかりですね。

そうです。この写真撮影難易度90%の熊の湯をどうしても撮影しておきたく、早起きしたのです。

さすがにこんな時間帯に来る人はいないだろう。

いるのはシカか熊くらいのはずだ。

久しぶりに熊サバイバル3点セット持参です。

意気揚々と行って見ると・・・

ご苦労さまです。

気持ち良く入れるのは地元の皆さんの地道な活動があっての事。

また行ったときチャリンします。

4時になりました。

もう清掃は終わったかと行ってみると。

バイカーと知床ナンバーの白い車と、もう一台が停まってます。清掃していたトラックはもういません。

難易度99%にアップします。

バイカーとおじさんが何やら話してます。

おじさんは清掃中の札を跨いで乗り越え、中に入って行っちゃいました。

バイカーのお兄ちゃんに近づいて話しかけると、今の人は地元の漁師で、朝の4時から7時は水を入れて温度を下げちゃいかん。45℃だけど。それでもよかったら入っていいよと言われたらしい。

これから出漁する漁師にとって、激アツでうんと体を温めておかないと、いけないからだろう。ご苦労さまです。

兄ちゃん、温度を聞いて諦め顔。あと3時間もここで時間を潰す訳にはいかないな〜と。

自分も、まだ清掃中の札もかけてあるし、車に戻ろう。ここの撮影は諦めよう。

さて、朝食だ。

ポテトサラダがいっぱいある一昨日作ったのだが5回ほど使えそうだ。


お腹がいっぱいになったところで、マッタリタイムに入る前に朝風呂に行こう。

野営場入り口の坂を下りて行くとバイク2台、車4台いる。

まだ朝の6時を回ったばかりなのに。

脱衣所に入る。

入浴訓がある。

なかなかいいことが書いてある。

今後の参考にしよう。

行ってみると2人、入っていた。

お湯は激熱からちょっとぬる目の42℃位か。

よく見ると水の出るホースが放りこんである。

直ぐに外に放り出した。

掲示板に、ホースを入れた人が最後に出しておけと書いてあるだろ。

私も漁師に似てきたか?

さっきの二人は上がって行った。

誰もいない。やってくる羅臼川の橋の上にも人影は無い。

今がチャンスだ。

三脚立ててタイマーは無理。瞬撮です。

チャポン

やりました。

こんな風景だ。


熊の湯

これで秘湯9紹介完結です。

もうここは秘湯と言えない位、有名になり過ぎてるが・・・。


今日の天気予報では、晴れ時々曇り。降水確率10%

でも、霧がかかって太陽光パネルでバッテリー充電出来そうな空でない。

だいぶバッテリーが無くなって来たのでbrogがしばらく途絶えるかも知れないな。

ゴソゴソしていると他の車中泊している人が声をかけて来た。

旅行や車の改造や便利ツールの情報交換に花が咲く。

あっという間に、お昼になってしまった。

昼食は、昨日作って残っていたカレーライス。


全部食べるには多いが、残すと中途半端に残るので全部食べ切った。

満腹で、夕食は要らないくらいだ。

その後はいつものマッタリタイム

いつもの定位置で。

今日は朝早かったので睡魔が襲ってくる。

時々意識が飛んで我に返る。

コーヒーをこぼさなくてよかった。


さて、今日は昼からは念願の羅臼川で魚釣りだ。

この川ではオショロコマという魚が釣れる。サケ目サケ科に属する魚で、カラフトイワナとも呼ぶ。イワナと比べると、さらに寒冷気候に適応した種であるらしい。

素人でも誰でも釣れると言う話なので、旅行前から情報収集と釣り道具を念入りに準備しておいたのだ。

餌は地元で売っている魚の餌用イクラ。

人間の食べるイクラよりちょっと小さい。

瓶詰めで¥900もする。

地元では安い大衆魚だ。

手間暇かけて釣れなかったら、買った方が安上がりだ。経済的合理性はない。

しかし釣り人は、釣りを楽しむのであって経済合理性は二の次だ。

そこで、やって来ました落ち込みがあって白く泡立っている所。

こういう所が人間の姿を泡で隠してくれて、いいと聞いている。

釣り始めて1時間程経過。

釣れました大漁です。

これです。

どうだ

26cm級の大物だ。

一挙に5匹・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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ビニール袋に入れて。

車で通りがかりの釣り人がくれました。

ここで釣れるオチョロコマの釣り解禁日は7月からだよ。

だから釣っても持って帰れないよ。

釣ってたらリリースしてあげなさいよ。

その代わりこれをあげるから・・・と。

それまでに5,6cm位の小さいのが2匹釣れていた。この時期はまだ成育過程の様です。

小さいし、2匹しか釣れていないし料理も手間だしリリースしておこうかと考えていた所でした。

どうやら私は、魚釣りに来たのではなく人を釣りに来た様でした。


さあ夕食です。

今日は、釣ってきた・・・いやもらってきた魚をフライパンで油で上げていただこう。

何ていう魚だったっけ?

マスとかイワナとかと言った名前ではなくあまり聞かないカタカナ名称を言ってたな。

ピンクの斑点のある魚でGoogle検索しても似た様な魚は見つからなかった。

フライにすると絶品だと言われていたので食べられる魚に間違いないはずだ。

まずは、頭を取って腹を裂き内蔵を取り出します。

2枚におろします。

それを横半分に切ります。

どうにか分別できました。


片栗粉を絡めて油をひいたフライパンで焼く。

いっぱいの油を入れるから唐揚げの様だ。

味は極めて淡白。

川魚の臭みも全くない。

清流に住んでいる魚だからだろう。

海の魚とも違うから塩味でもない。

何か付けて食べないと物足りない。

醤油をかけて食べる。

絶品の味である。


ところで、魚と来れば日本酒だ。

今日は地酒4番勝負の4番目。

これは最後まで取っておいた幻の地酒。現地取り寄せしか入手出来ない地酒。

大層な。

また大法螺を吹いているとお思いでしょう。

いいえ、大法螺は吹く物ではなく、飲むものです。

新篠津村の特産品  純米酒

あの国士無双の酒造元、髙砂酒造に製造委託されている様です。

味は、甘口でもなく辛口でもなく、極めてニュートラル。

万人受けする味だ。

私としては、もう少し癖があったほうがいいかと思った。

そして夜は深けていく。


今日の移動距離9km

移動経路は

連泊中