noboribetsuのブログ

車中泊で気の向くまま諸国漫遊

2023.05.20北海道5日目 湯の沢水辺公園へ

今日の目覚めは道の駅 上の国もんじゆ。




4時半の目覚め。気温は12℃。



海に吹きさらしで風が強くて寒い。まずは朝食後の1杯。


まだ朝早いので店は開いていない。出発する。道沿いに続く奇怪な岩と廃墟。


青い海と空が続く。

左側が大島。

開発の碑がある。

犠牲になった人を弔う碑である。

白神岬で一服。


風が強くて寒い。5年前に来たときも風が強かった。

そのせいか、各地に風力発電のプロペラが回っている。

特徴的なのは、海風に対して風車が逆向きになっている。つまり風車の後ろから風を受ける形だ。確かに塩水を含んだ強風を回転翼の可動部正面から当たると内部に入り込み故障をし易くなる。後ろ側ならモーターのオケツなので完全シールドされて内部に入り込まないので故障も減る。Jpowerも学習したのだろう。最初から気づけよ。

ただし解る。えてしてエンジニアは、オタクなのである。賢いエンジニア程、教科書知識は多いのだが、世間事情に疎い。

こないだあった歴史オタクみたいなもんだな。


遠くで漁船が···

鹿が道を横切り茂みに入る。


ぶつからなかって良かった。何せこちらは軽だからダメージがでかい。


整備されたちょっと中腹に位置する国道を走るが、所々に脇に入るセンターラインのない細い道がある。海岸沿いにある港町、いや港集落といってよい漁村地域に入る道だ。一般の観光客は通り過ぎてしまう忘れ去られた地域だ。そんな所がいくつもある。岩手や宮城もそうだった。津波を恐れて山の中腹に新しい国道を移設している。所々で海辺の集落に下りることのできる道が出来ている。地元の人にとっては大変便利になっただろう。昔は隣町に行くのも細いつづら折れの山道や、海岸線を削ってできた落石がある危険な道を行かねばならなかっただろう。海がしけていたら行けなかっただろう。今では無料の高速道路が出来たようなものだ。しかし旅行者にとっては、トンネルばかりで生活感のない単なる通路でしかない。だから脇道を見つけたらできるだけ入って見るようにしている。観光化されていないこんな所こそ旅情を誘う。

そしてやっと観光地と呼べる松前にやってきた。前回は、朝早かったので見れなかった松前城と武家屋敷の見学。

松前城に入る。



季節が春先とあって、庭園の花々が満開だ。


珍しいのがある。何て言う花だろう。





入門



松前崇廣。



この人が初めて徳川幕府に大名として認めさせた人らしい。米は取れなかったので石高0の珍しい殿様だ。海産物で認められたらしい。

見た目、どうですか?

命を切った張ったのこの時代は、こんな人でないと市中の民を収められなかっただろう。アイヌの人達もいるし。そういえば、現代にもこんな人が集まる組織があるなあ。



幕府軍に乗っ取られた松前城とそれに海からの開陽丸で応戦する政府軍の絵。



クナシリ·メシナの戦いで、松前藩協力のアイヌ人ポスター








松前城。小ぶりである。



城壁に残された砲弾の跡。



海から丸見えなので。


武家屋敷資料館を見る


奉行所

悪代官?

お前も悪やの〜?


🔥見回り小屋



昔のぺーぺーのサラリーマンマイホーム。

おお、今より立派な家だぞ!









道の駅 北前船松前で一服。



風が強くて、なななな前に進めないカモメ。

この2日間、お風呂に入ってないし、明日もキャンプ場宿泊なので温泉に寄る。

知内温泉


北海道最古の温泉らしい。



北海道の露天風呂では結構有名所。

宿泊もできるが、温泉のみもok。

入湯料800円。お肌すべすべタイプの浴場と鉄分が入って疲労回復タイプとがあり、後の方に入った。ここの本命は露天風呂で混浴である。これが目当てで来たが、完全予約制になっていた。数年前だとツーの間だと密かに知れ渡っていて、誰でも入れる混浴露天風呂だったのに。ここもニッカウヰスキー余市蒸留所と同じ運命をたどってしまっている。

政府は観光立国を目指して¥をつぎ込んでいるが規制でこんなところにしわ寄せが来ている。古き良き時代よ、もう一度。

だから、これからもあまり知られず観光地かされてないところを回ろう。

その意味で幹線道路から外れる標識のない道を目指したい。

やっと今日の宿泊予定地、湯の沢水辺公園に到着。



何?




ヒグマが出たので他の公園へ行けだと?

既に18時を回っている。今更・・・


もう一箇所先に入り口があるので行ってみよう。


するといろいろな色のカラフルなテントがいっぱい見えてきた。ここのキャンプ場は函館から近く、しかも無料なので有名だ。今日は土曜日なので、まずこの時間帯に来たら満杯で入れないと聞いていた。まだシーズンではないので満杯ではない。


先の道からキャンプ場に入れた。結構混んでいていい場所がなく、一番奥まで行くとやっと設営できる場所があった。


前には川が流れており、その対岸は鬱蒼とした山が迫っている。いかにもクマが出て来そうな所だ。


左には、2人連れの女性キャンパー。右手には3人の旭川ナンバーのキャンパーがいる。入って来たので注目を浴びる。しかも滋賀ナンバーなので。


こんな所で若い女性が2名で外でキャンプ。北海道民はなかなか度胸があるな。


とりあえず遅いし直ぐにターフを設営。

焚き火の準備。

火を起こしお湯を沸かす。


まずは焼酎 黒霧島で体を温める。


今日の夜食は焼き肉。調理不要で手間かからず。一番楽なアウトドア食だ。


食事をしているとターフが風に煽られ片側が倒れてしまった。一人で設営するとき結構、時間がかかったのに(T_T)。

もうほっておいて食べよ。


夜も更け、酒も回って来たので車に戻って寝ることにしよう。


本日の移動距離158km

経路