noboribetsuのブログ

車中泊で気の向くまま諸国漫遊

2023.05.21北海道6日目 湯の沢水辺公園2日目

今日の天気予報は曇り一時雨。降水確率80%。今朝は5時の目覚め。気温は11℃。


山の中でなので寒い。しかし車の中は適温だ。

車の前は、沢がありその先のは山が迫っている。鬱蒼とした樹木が茂っている。



外では、ウグイスの鳴き声がする。まだ練習中のようだが、時々本番の声を聞かせてくれる。


2023年5月22日

昨夜いた女性キャンパーがいなくなっている。昨夜遅く撤収したようだ。全く気づかなかった。

反対側にいた男3人のキャンパーは、既に朝食の準備をしている。そのうち撤収をし始めた。

そして、誰もいなくなってしまった。





そういえば今日は日曜日。奉公人は、明日は、お務めの日だ。


これはマズイのではないかい?


そこで、外に向かってラジオをボリューム大で鳴らす。


と言っても小さなラジオなので大きな音は出ない。

ここのキャンプ場は、無料の代わりに管理人はいない。頼れるのは自分だけだ。


昨日倒れてしまったターフ。


しかしこれを見て絶好のアイデアが浮かんだ。次回にご披露しよう。


とりあえず、人のいる方向へ移動する。

キャンプ場入口に、車が集まっていた。

ここなら炊事場もトイレも近い。



トイレは現在改修工事中で使えない。仮設トイレが設置されている。工事現場によくあるボットンタイプである。匂いが鼻を刺すが元々若い頃に慣れていたのでそれほど苦にはならない。

水道は、水質検査中で飲まない様にとのことである。


そこで絶好のポジション取りをした。これだ


道中央の左手が、Myカーの軽である。ここなら向こうからクマが来ても、まず1番奥の草色の大きなテントの犠牲となってくれる事で解る。

車3台で1つのテントなので、少なくとも3人以上はいるはずで、時間かせぎできる。第2防衛ラインは手間側の三角屋根の黒テントだ。

左側は、茶色のテントの悲鳴で。右側は、黒と白の2方向の車の犠牲で。

そして裏手は・・・

炊事場奥にテントを張っているライダーの悲鳴で。そして第2防衛ラインは炊事場すぐ横の白の車。完璧な防御の陣形が取れた。ウヒヒヒ。

あらら第2防衛ラインの白い車が撤収の準備を始めた。お兄さん、そんなに慌てなくても・・・

もう一日いてらっしゃいよ。


今日の遅い昼食は、ほうれん草をたっぷり入れたサッポロ1番みそラーメン。


2束入れたが縮んじゃった。


ところで、ヒグマ対策はこれ。

一般的によく見るのはこちら。



コロコロといった籠もった、かわいい音。ちょっと心もとない。そこで私が買ったのは、こちら。


カーン〜とよく響く大きな音がするやつだ。しかし、持ち歩くときは少し恥ずかしい。ハイカーとすれ違う時は、わざと音が鳴らない様に指で掴む。福引の一等賞当選の音だから。


次の対策品はこちら。


米国森林警備隊も持つ米国製クマスプレーだ。グリースリー用で日本のくま向けより更に強力なやつだ。カラシ成分が霧状で出るやつ。風上で噴射するのが鉄則だ。でないと自分がやられてしまう。吸い込むと痛いどころではない。呼吸困難で最悪死ぬ恐れもあるそうだ。あるブロガーがテストで完全防備で風上から噴射したらしい。その夜、頭を洗うと、頭の付着物が流れ落ち、目が痛くて開けられなくなったそうな。6m位近づいてから噴射するようにと説明にはあるが、そのテストしたひとによれば、横風が吹いていると先で風下に流れてクマに当たらないそうだ。少なくとも3m位まで引き付けてから噴射したほうが良いらしい。でも、そこまで待って噴射する自信がない。その時、そんな冷静に対応できるのか?

クロスカウンターは高等テクニックだ。

それでも襲って来たら最後の手段はこれだ。



ウクライナに栄光あれ!


ところで、そうこうするうちに周りの車が少なくなって来ている。


北の水場方向最前線の防衛ラインは、バイカー 一人だけになってしまった。


北東方向と北西方向は開いたまま。兵站不足である。第三機械化狙撃旅団の応援が必要だ。

一方、南部方面の第一防衛ラインの草色テントの3人組は、戦線離脱してしまった。代わりに南西方向に、でかいキャンピングカーがやってきた。


奥にテントを張っている。ジジ、ババと孫も含めて総勢6人+1匹の男女混成部隊だ。


小さな子供もいるので、犠牲にするのは忍びない。賢そうな柴犬もいるので第一報を入れてくれそうだ。


夜食は、ホーレンソウ入りクリームスパゲッティ。


天候が、悪いので焚火はせず社内コンロで作成。初めて作ったメニューだが悪くない。


今、20時過ぎだ。北部方面隊のバイカーは、夕方からテントを放置したままバイクでどこかに行ってしまった。

職場放棄は重罪に値する。残るは自分の車も含めて3台。その内の1台は南部方面第2防衛ラインを担っているはずだが、午前中から車はあるがひとけがない。この輩も兵員輸送車放棄で逃走か? とすると 今いるのは新しく入ってきた男女混成部隊だけだ。

これではバフムト陥落か?

今夜は、探査犬の嗅覚に頼るしかないな。


今日の移動距離0km